今日は疲れたので雑炊を作って食べました。
寝不足だったり、激しい運動をしたり、考え事をしたり、人に気を使いすぎたりすると誰でも一時的に元気の「気」が不足した状態になります。だいたいの場合は休んだりすれば翌日にはまた元気な状態に戻れますが、その状態を放っておくと気の回復が遅れて慢性的に気が不足した「気虚」という状態になってしまうことがあります。
過去に気虚になって心身共にとても辛くなってしまったことがあったので、疲れを感じたら出来るだけ早く対処するようにしています。
もち麦、しめじ、鮭、玉子、さつまいも、は気を養う食材です。野菜を小さく切って柔らかく煮ることで、胃腸の負担を減らしました。
【自分を大切にする】消化によい野菜たっぷり雑炊の作り方。
材料
- もち麦ご飯 80g
- 人参 1/3本
- 大根 2cm
- 小松菜 小さいの1株
- しめじ 1/3パック
- 焼き塩鮭 1切れ
- 玉子 Mサイズ1個
- 水 500
- 白だし 大匙3
作り方
人参は、皮をむいて5mmの角切りにします。
大根は、皮をむいて5mmの角切りにします。
小松菜は、根を切り落として5mm幅に切ります。
しめじは、石づきをとってほぐしておきます。
焼き鮭は、前に焼いて冷凍しておいたものを解凍して使いました。皮と骨を外して身をほぐしておきます。
1人用の土鍋に、水で洗って水気を切ったもち麦ご飯、水、人参、大根、小松菜、しめじ、白だし、を入れて中火にかけます。沸騰したら弱中火にして灰汁を取りながら煮ます。
ご飯の粒が膨らんでひび割れしたら、鮭の身を加えます。溶き玉子を回しかけて蓋をして火を止めます。玉子が半熟になるまで蒸らしたら完成です。
優しい味です。美味しいです(*´ω`*)
炊飯器で作った焼き芋ときんぴらごぼうも一緒に食べました。ゴボウは消化に悪いので、よく噛んで食べました。
今までに私が作った「薬膳」の作り方は、コチラから見れます。↓
その日の疲れはその日のうちに、が大事。
インスリノーマで闘病中のフェレ君をみているので寝不足の状態が日常になっていて「その日の疲れはその日のうちに、が大事」というタイトルをつけましたが、実際はそうは言っても難しいよね・・とも思っています。けれど、これを意識するだけでも大分違うと思います。
今から書くことは、私の個人的な経験談と考えなので、みんなに当てはまる話じゃないかもしれないけれど、もしかしたら誰かの助けになるかもしれない話だと思うので書きます。
ジャンクフードや加工品ばかりを食べていた頃は、手っ取り早くお腹を満たせれたら何でもよかったし手に取ったものを食べる、という風にしていたので、その時々に自分の体が本当に求めている食べ物がわからなかったけれど、毎日自炊をするようになって、私はどうやら体と心が同時に疲れている時はお粥とか雑炊とか胃に優しいものが食べたくなる傾向があるぞ、ということがわかるようになりました。そして、その理由もその後でわかりました。それについても書いていこうと思います。
去年は、まだ心身共に辛かった時期にいたので、お粥や雑炊を結構な頻度で食べていて、その頃にいろいろなお粥や雑炊のレシピをよくブログに書いていました。単純にお粥や雑炊が好きっていうのもありましたが、体が欲していました。なので「今日は疲れたからお粥や雑炊が食べたいな」って思っていても、今までにいっぱいレシピ書いたしな・・って勝手に考えて別の物を作って食べたりしていました。けれど、そもそも体と心が疲れると胃に優しいものが食べたくなる理由について考えてみたら、やっぱり疲れを感じていて食べたいと思った時は素直にお粥や雑炊を食ベたほうがいいよなぁと思ったので、今日は雑炊を作ることにしました。
一番最初にも書きましたが、体と心が疲れている時は「気」(エネルギー)が不足している状態です。誰でも、激しい運動をしたり、考え事をしたり、人に気を使いすぎていたり、寝不足などの状態になると気が不足した状態になります。そして、気が不足すると疲れを感じます。休んだりすることで快復しますが、長期間無理を重ねるなどしてあまりにも気が不足しすぎてしまうと慢性的に気が不足した「気虚」という状態になり、一時的な休息では気の回復が間に合わなくなってしまうことがあります。←私は過去にこの状態を経験したことがあります。ものすごく辛かったです。
疲れを感じると胃に優しいものが食べたくなる理由についてですが、「気」(エネルギー)は体を休ませるなどの他に、食べ物を食べることで胃腸からエネルギーを吸収して回復させることが出来るということと繋がっています。食べ物からエネルギーを吸収して気を回復させることができる、というと「精をつけるために鰻重や焼肉を食べるぞ!」と思いがちですが、胃腸が食べ物を消化吸収するのにもエネルギーを消費するので、疲れている時に油っこいものや消化に悪いものを食べることは逆効果になってしまうこともあります。なので、疲れている時に効率よくエネルギーを吸収する為には、空腹を感じた時に消化によいものを食べた方がいいと思います。そんな理由から、疲れを感じると体がエネルギーを欲して効率よくエネルギー補給できるようなお粥や雑炊などの胃に優しいものが自然と食べたくなるのかなって思っています。
なかなかその日の疲れはその日のうちに、というのは難しいですが、事情があって十分に体を休ませる時間がとれない場合も効率よく気を吸収できるような食事を摂るなどを意識するだけで大分違うと思っています。過去に私自身が気虚の状態になって、食事、環境、考え方、などを変えて元気を取り戻した経験があるのでそう思います。快復の道のりのなかで、その3つはどれも大切でしたが中でも食事が一番大切でカナメだと思いました。
自己紹介ページに当時のことを書ける範囲で詳しく書いていますが、私の場合は、はじめは仕事の楽しさにかまけて食事をしっかりとらない日が続いたことが原因で体にとって栄養不足の状態が続いていました。そのタイミングで付きまといなどの嫌がらせをされるようになり、放っておいたらどんどん自分の気持ちが消耗していって、慢性的なエネルギー不足の状態になりましたが、自分では自分の最悪な状態に気付けていませんでした。
その時は明るい考え方をしたいと思っても(状況的にも無理でしたが)その為のエネルギーがないので出来なくて、どんどんネガティブ思考になっていって自分を大切にすることも、付きまとって嫌がらせをしてくる人から自分のことを守ろうともしなくなっていって、いつからか食べることもめんどくさいと思うようになって更に適当な食事をするようになったりして、そんな感じだったので自分や自分の周りの環境も良くなるわけがなくて、病気になって本格的に体を悪くして精神的にも耐えきれなくなって嫌がらせをする人から離れる為に仕事を辞めて引っ越しをして、その後もよくわからないストレスの後遺症からくる心身の不調に悩まされて・・という風な悪循環を断ち切ってくれたのが食事でした。
はじめから食事に気をつけていれば、エネルギー不足になることもなかっただろうし、体力、気持ちに元気があれば嫌がらせをしてきた人のことも「放っておけばそのうち収まるだろう」とか消極的な方法をとるのではなくて、問題が起こった時点で然るべき対処をすることができたと思います。そうできていれば今とはまた違った道を歩んでいたかもしれません。でも、その経験があったからこそ自分を大切にする事の大切さを知れたり、自分のなかにあった変な考え癖を知って直したり認めたりすることが出来たと思うので後悔はしていないし、自分を成長させる為には必要な事だったんだと今は思っています。
ストーカーとかイジメとかを受けたことがある人は共感してくれるかもしれませんが「私、こういうことされています!」とか「被害を受けています!」とかって周りの人に声をあげて助けを求めることや、その相手から逃げたり離れたりするのって物凄くエネルギーのいることだと思いました。少なくとも私にはそうでした。なので、余計にエネルギー不足の状態では難しかったです。当時の私にはギリギリの状態になるまで出来ませんでした。ギリギリでも運良くできたらか良かったけれど、出来ずに潰れてしまう人もいると思います。ブログに自分の経験を書くことで、そういう人が1人でも減ればいいなと思っています。
食事改善するようになりエネルギーが満たされていくにつれて、少しずつ自分が抱えていた心の痛みを受け止めることが出来るようになれたり、だるくて重くてたまらなかった体が軽くなったり、風邪を頻繁にひいていたけれどひかなくなったり、自分に対して優しい考え方が出来るようになれたり、・・まだまだここに書ききれないくらい沢山の良い変化がありました。そんな感じで少しずつ元気を取り戻すことができました。
ちなみにこれは一部ですが気を養う食べ物には、鶏肉、えび、鮭、玉子、山芋、人参、サツマイモ、カボチャ、栗、ショウガ、ネギ、きのこ、などがあります。また、胃腸の働きを高めながら血の巡りを良くしてくれる働きのある、ひえ、きび、あわ、むぎ、などの雑穀もおすすめです。
私は辛い時、こんな風に考えています。↓
辛さから抜け出すための考え方 カテゴリーの記事一覧 - くまさんの健康ひとりご飯
まとめというか一言
胃に優しくて体もポカポカ温まります。