アレもコレも食べたくなる時の原因について。
今から書くことは、私が個人的に体感した事と考えた事っていうだけの話です。でも、もしかしたら私と同じような人がいたら、その人の何かのヒントになるかもしれないなって思ったので書きます。
食欲が出すぎてアレもコレも食べたくなってしまう時ってないですか?
ダイエットをしていたとか、山にこもって何日も飲まず食わずだったとか(これはあんまりないか)、体が疲れているとか、しばらく栄養が偏った食事を続けていてちゃんとした食事を食べ始めたばかりとか、女性だったら生理前とか、そういうことが何もないのに、なぜか食欲がとまらない日ってないですか?
私はあります。今はだいぶ食欲が止まらなくなる日は少なくなったし、食欲が出すぎたとしても丸1日中食欲が出すぎて困るようなことはなくなったけれど、今もあります。
食欲がとまらない状態って、すごく辛いんですよね。食べることは全然はずかしいことじゃないって思っているのに、振り返ると食欲が出すぎてしまっていた時は、心のどこかで自分がそういう状態になっている事を隠したいと思っている自分がいたなって思います。でも、そういう弱い自分も自分なんだよなぁと思う。
食欲がとまらない状態の時について気づいたことがあったので、書きたいと思います。それに気づいたら、食欲がとまらなくなっていた原因にも気づけました。
原因は「気疲れ」でした。
私は、たぶん、普段から相手の何気ない言葉とか仕草などをよく覚えているタイプだと思います。子供の頃から「よく覚えてるね!」って周りの人に言われることが多かったので、そうなんだと思います。
自分のことは自分ではよくわからないので、だから、なかなか気づけなかったんですが、どうやら心が疲れてくるとそれが悪化するみたいなんです。
何かあってモヤモヤした時や、気持ちを整理したい時とかに、ノートにその日あった事や感情を書き出して、自分は何に対してモヤモヤしているのか、どんな風に考えたらモヤモヤが晴れるのかなっていうのを考えやすくするために書いているんですが、ある日、そのノートを読み返していた時に、ふと、気づいたんです。
とにかく色々な事を事細かく覚えていて、すべてを書いていました。相手の言葉はもちろんだけれど、自分が発した言葉も全部覚えていて、全部書いていたんです。ビッシリたくさん書いていました。
冷静になって改めて自分のノートを読み返してみて思いました。そりゃあ、それだけ気に留めていたら疲れるよ!!って。
でも、書いている時は、ぜんぜんそんな風に思ってないし、自分がいろいろな事を気に留めすぎていることにも気づいてなかった。
普段も覚えている方だと思いますが、普段はそこまでじゃないです。実際に、今日あった事や人と話した内容の一語一語まで全部思い出せるかと言われたら、思い出せないし。
でね、だいたいノートを書いた日やその後に食欲がとまらなくなっていた事が多かった事にも気付きました。ついでに睡眠欲も。いつも食欲とセットじゃなかったと思うけれど、疲れていつもよりも目覚めが悪いとか、寝すぎてしまうことが多かったです。(やたら疲れたって書いていたし、眠いって書いていた)
話は少し変わりますが(ちゃんと話は繋がっているから安心してね)、ずっと前に聞いた話なんだけれど、女性はストレスが加わると全体を把握しようとして、沢山のモノを見ようとしてアレもコレも気になりだす傾向がある。だから、いろいろな事があって「わー!」とヒステリックを起こしている女性がいたら、抱きしめたりして視界を塞いでしまえば大人しくなることが多い。反対に男性は、ストレスが加わると、1点に集中するようになって他のことは気にしなくなる傾向がある、みたいな話を聞いた気がするんだけれど、ちょっと記憶があやふやなので間違っているかもしれないけれど。
ノートを読み返していた時に、ふと、その話を思い出して、そういう心理状態も関係していたのかなって思いました。ストレスが加わったことで、アレもコレも気になっていたから余計に辛かったのだと思いました。傾向っていう話なだけで心の辛さに男性も女性も関係ないと思っているし、そもそもそういう話じゃないけれど。
それから、これは薬膳の勉強をしてわかったことですが、漢方では、食べ物を食べることで「気」を養うという考え方があります。あと、体を休めたりすることでも気を回復させることができます。「気」というのは、気力や元気の「気」(エネルギー)のことをいいます。
体力をつかったり、気をつかいすぎたり、考えすぎたり、睡眠不足が続いたりすると誰でも一時的に気が不足した状態になるのですが、食べたり、休んだりすることで気を回復させることができます。
気疲れを起こしていて自分の「気」が足りていなかったから、たくさん食べることで、食べ物からたくさんエネルギーを取り入れようとしていたのかなって思いました。そういう時に睡眠欲が出ていたのも、体を休めて気を回復させようとしていたのかなって思いました。
そう思ってからは、「あー、今日はいろいろな物が食べたくなっているなぁ」と感じたら、疲れていないかな?人の事を必要以上に気にし過ぎていないかな?過去の嫌な出来事やその時に感じた感情を反芻していないかな?と自分に問いかけるようにしています。そして、もしそうだったら、人のいないところで「エスケープ!!」って声に出して言うようにしています。声に出して言うと、少し落ち着く気がします。そして、食べて美味しいと感じることも心の栄養に繋がるので、食べたいものは我慢せずに食べながら、気を養う食べ物を積極的に食べたり、できるだけ体を休めたりして過ごすようにしています。
私が今までに体感して考えた「〇〇が足りない時に足りない栄養」については、コチラに書いています。↓
〇〇が食べたい時に足りない栄養 カテゴリーの記事一覧 - くまさんの健康ひとりご飯
私が体感した事と考えた事というだけの話ですが、毎日ブログに食べた物を記録し続けてきた中で、その時は気付けなくても後から「無性に食べたい〇〇が食べたかった原因は〇〇だったんだ!」と気づけたことも沢山ありました。
ちなみに今日食べた夕ご飯は、コチラです。↓
ネバネバ具沢山醬油麴納豆、ピーマンの肉詰め、多めの水で小豆を茹でて作った小豆茶、豆腐となめこの味噌汁、雑穀ごはんでした。
まとめというか一言
気付かないうちにいろいろ気にしすぎて、相手の問題を自分の問題のように考えてしまって気疲れを起こしてしまう時もあるけれど、そういう時は、相手の問題と自分の問題を分別して、自分ができることだけをして、あとは美味しいもの食べて過ごすのが一番いいと思っています。
難しいことだし、私もまだ出来ないところがあるけれど、でも、気づいただけでその瞬間から少しだけ気持ちが軽くなれたので、書いてみました。